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M809 5tトラック : ミニ英和和英辞書
M809 5tトラック[えむ8095てぃーとらっく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


M809 5tトラック : ウィキペディア日本語版
M809 5tトラック[えむ8095てぃーとらっく]

M809 5tトラックシリーズは、1970年代にアメリカ合衆国で開発・運用された、6×6輪駆動の5tトラックである。
== 概要 ==

M809 5tトラックシリーズは、1970年代に、M54 5tトラックシリーズをベースに開発された、6×6輪駆動の積載量5tクラスの軍用トラックである(オフロードで約5トン、舗装道路では10トン近くの積載量を持つ)。1950年代、1960年代に生産されたM54シリーズの多くがベトナム戦争を通じて損耗・消耗しており、これらの代替として、M54トラックシリーズを生産していたAMゼネラル社によって開発、生産された。基本的な構造はM54シリーズとほとんど同じであるが、相違点として、エンジンはM54A2系のマルチフューエルエンジンから、カミンズ社製NHC-250ディーゼルエンジンに換装されている。このエンジンは民間向けのトラックで既に使用され、定評のあるものであった。加えて、ブレーキの強化やパワーステアリングなどにより、車体重量は、M54系に比べ500Kgほど増加しているものの、全体としてM54系よりも扱い易く改良されている。外観的には、エンジン換装に伴い、エンジンフード中央部およびフロントグリルが前方に約18cm延長され、M54では右フェンダー上に装備されていたエアクリーナーが左フェンダーに移っている。フロントグリル自体のデザインも初期にはほとんどM54系と同じであったが、後期にはパイプフレームを装着した独特のスタイルとなった。
M809シリーズは1970年から生産が始まり、1980年からは後継のM939 5tトラックが登場したが、併行して引き続き生産、運用が続けられ、1988年末までにアメリカ軍向けだけで38,000台を生産、さらに輸出向けに1992年まで生産が続けられ、総生産数は92,000台以上となっている。M809シリーズにはM54シリーズと同様、レッカー型やダンプ型などの派生型が存在する他、輸出先でも様々な派生車両が開発され、運用された。
1980年には、AMゼネラル社、ホワイト・モーター社による改良パックである、EMS(Enhanced Mobility System, 機動力強化システム)が開発された。主な内容としては、タイヤ空気圧の自動調整装置と、そのためのパイピングシステム、および14.00×R20の大径ラジアルタイヤの装着で、路面の状態によって運転席から自動でタイヤの空気圧を4段階に変更出来るという物であった(適用により、後輪はダブルタイヤからシングルタイヤになる)。この改良パックは1983年頃からキット形式で部隊に配布され、既存のM809シリーズに適用されテストされた。その結果、1989年頃からは海兵隊向けM809の新規生産分、およびM939シリーズに組み込まれ、M939シリーズについては同時にエンジン換装などが行われ、M939A2"ビッグフット"シリーズとしてリリースされたが、M809シリーズについては、改良パックを適用した車両でも形式番号は変更されておらず、単にEMSパック装着車と呼称されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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